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長年の痛みに苦しむアスリートへ伝えたいこと

投稿日: 2023年2月18日  | カテゴリ: スポーツのケガ

長引くケガで悩むすべての人にこのメッセージを届けたい

ぜひ最後までお読み頂ければと思います

ケガの原因の本質についてシンスプリントを題材に書いています


 

『いままでいくらのお金をこの子の足に使ってきたかわかりません』

 

どこが痛い⁇1-3まで順番をつけて聞かせてね

そんな会話から始まりましたが…

両親指の痛み

足の甲の痛み

シンスプリント

膝前面の痛み

それぞれ長年の痛みで、シンスプリントは3年前から悩み続けていると…

 

歩くのもつらい

ソフトテニスの練習も休むこともある


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この選手の痛みの原因は何でしょうか⁇


下半身のトラブルが出ている場合

とくに長年の痛みや、複数個所の痛みには

靴のチェックや足趾の動きチェックが欠かせません

 

☑靴のチェック項目

選び方/靴のすり減り/靴の崩れ方/靴ひもの結び方

 

☑足趾の動きは 土踏まずのアーチの動きの確認

 内側縦アーチ/外側縦アーチ/横アーチ

 

今回も足趾の動きも悪く、本来自由に動くはずの足の動きをとめている原因

必ずあると確信しながら話を進めました

 

シンスプリントとは⁇

一般的な医学やスポーツ医学でもシンスプリントは使いすぎによるもので

スポーツ障害の代表的な症例の一つとされています

 

陸上競技やジャンプ動作の多いバレーボールや跳躍

切り返しの多いバスケットやテニスに特に多いと教科書にも載っていました

 

シンスプリントをGoogleで検索してみる

Google検索第1位の丸太町リハビリテーションのホームページを参照させていただくと

以下のような解説がされています

 

S__3219654.jpg

 

要約すると シンスプリントの原因は

☑練習量の増加

☑硬いグランド 

☑薄く硬いシューズ

☑足関節の柔軟性低下

☑緩衝衝撃吸収低下


そして、治療やリハビリテーション関してはこの通りです


S__3219653.jpg


痛みに応じて、筋力強化やストレッチ

足底板(インソール)の効果的

クッション性が良く踵の安定したシューズを選ぶ

 

よくまとめられた内容で医学のある意味常識的な考えですね

 

SORA的シンスプリント


常識ではなく良識を SORAの考えを伝えます

 

まず、原因について


練習量の増加➡ オーバーユーズは関係ない

硬いグランド サーフェース(地面の硬さや柔らかさ)は関係ない

薄く硬いシューズ むしろこれをSORAでは勧めています

足関節の柔軟性低下 なぜ、低下すろのかを考える

緩衝衝撃吸収低下 なぜ、低下するのかを考える


リハビリテーションについて


☑インソール 

アーチサポートやオーダーメイドは逆効果

☑クッション性の高い靴 

インソールやクッション性の高い靴がシンスプリントを作るといっても過言ではない

 

一般的なシンスプリントの原因の考え方に対しても

治療やリハビリへの考え方もSORAの考えは真逆です

 

治らない方法を続けているから治らない

身体の仕組みを知らずしてのアイテム選びの危険性についてモノ申します‼


SORA的シンスプリントの原因

3年間の相次ぐ足のトラブル その原因は固定しすぎた足元

今回の原因はカスタムインソールの使用

 

カスタムインソールとは⁇

アーチサポートインソールやオーダーメイドインソールの代表例の一つです

 

この選手がインソールを使い始めた原因は 偏平足の指摘がきっかけ

アーチが使えていないなら下から支えましょう

補正してあげましょうというアーチサポートの考え

カタチを整えるという整形外科らしい発想のインソールです

 

足圧を計測してから一人一人に合ったインソールを作成してくれます

 

流れ的には以下の通り (ホームページ参照)


S__3219628.jpg

 

ここでSORA的に検討すべきキーワードは

ウインドトラスメカニズムを再現

成形

フィット感


再現/整形/フィット感


その場で靴を脱いでスローモーションで足踏みしてみてください

足裏は絶えずカタチを変えしなりをつくり動いています


インソールや靴によって

動きを再現したり 成形(成型/整形) フィット感づくりは

SORA的には、いえ身体の構造的にあり得ません


整形外科的に固定状態を作り出し、このことを多くのメーカーや医療従事者が

【補正】や【サポート】と呼んでいます


その影響で靴売り場やインソール市場では

補正 サポート フィット感 新テクノロジー 新機能 などのワードが注目されます


これらのワードはすべてSORA的には固定状態そのものを表していると考えます


補正 サポート フィット感

➡アーチを邪魔してしてしまういらないもの


インソールやクッション性の高い靴によって

足元の動きを固める➡固定➡足首や足趾の動きが固まる

 

 

身体のルール:足の仕組みを知る


必ず知っておきたい土踏まずの機能(役割) について


 

 S__3219562.jpg

 

模型の通り足裏には空間があります

土踏まずと呼ぶ空間はアーチ構造によって空間を作り出しています

 

1⃣クッション 衝撃吸収

 

2⃣バネ 床反力

 

3⃣血流ポンプ 第二の心臓

 

4⃣バランスセンサー 重心位置 姿勢コントロール 運動の初動

 

この空間で4つの大事な仕事をしています

人生も足も 遊びや空間が大事です。笑

 

足のみならず身体はどんな機械より精巧で緻密に設計されています

補正や矯正といった発想は必要ないと断言できます

 

この天然のクッションやバネ/血流ポンプを生かさずに

アーチサポートと名ばかりの靴のクッション性やバネを強調し

靴と足とのフィット感を重視していることが大問題です


上の写真と比べてこの写真どう思いますか⁇

 

S__3219566.jpg


足裏には空間があります

この空間なくして足裏の仕事ができますか⁇


1⃣クッション 衝撃吸収

2⃣バネ 床反力

3⃣血流ポンプ 第二の心臓

4⃣バランスセンサー

 重心位置 姿勢コントロール 運動の初動

 
よくよく観察して考えてみてください


身体は一流の芸術品であり完璧な構造

身体はよくできているし 文句のつけようがない完成品です

靴やインソールではなく身体の仕組みを知って身体を信じてください

 

冷静に考えて上の写真のようにサポート状態で

☑靴の中に砂がたくさん入って足裏が固定状態で歩けますか⁇

☑でこぼこの不安定の地面でまっすぐな姿勢作れますか⁇

☑そのサポート必要ですか⁇

☑足裏の仕事を邪魔してませんか⁇ 


SORA的シンスプリント治療


今回の選手の症例での治療例では

 

患部への超音波治療

プロテックでの除圧治療 筋トーヌスの調整

運動療法 トレーニング指導

 

足趾の動きチェック

靴の選び方のアドバイス

模型を見ながら身体のつくりについて一緒に考えました


そして、治療の結果は…


次の日の練習 フルメニュー参加

2日後 痛みなくトレーニングマッチ(練習試合)出場

 

長年の痛みであっても身体のルールを基に痛みの原因を紐解き

治療やアドバイスしていくと身体はすぐいい反応を起こしてくれます

 

今回の高校生アスリートの治療の中で改めて感じたことは


身体の仕組みと違うことをすると身体は痛みを出す

➡電化製品の警告(エラーサイン)に似ている


痛みはアラートやサインと考える

原因なくして痛みなし、です


痛みとは身体が異常を知らせてくれること

➡身体の使い方を間違えているエラーサイン

このエラーサインをどう紐解くかそこが重要です

身体の方程式を使ってエラーサインの原因を見つけ言語化すること


そして、その課題に対しての解決策をアドバイスすること

それが僕達の最大の役割であると思っています


そして、今回の経験で再認識したこと

身体の土台を変えてからの変化の速さにも改めて身体のすごさを感じました

一つの症例 一人の患者さんとの出会いを通して身体の奥行きを重ね重ね感じます

 

あきらめないで

長引くケガで悩むすべての人にこのメッセージを届けたいです‼

届け――――――‼

身体の可能性を信じてほしい そう強く思います

 


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