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☑最高血圧が180mmHgを超える人が一番長生きしている
☑降圧剤で脳梗塞50%増
☑血圧測定の姿勢によっても血圧はすぐ変わる
SORAで血圧の話題の時にキリンが登場します
キリンの血圧は200超え
調べてみると最高血圧260mmHg
地上から心臓まで約3メートル
地上から脳まで約5メートル
頭の先からつま先まで血液を行きわたらせる為に必要なもの
高血圧:高い血圧
高い圧力をかけて血液を送るチカラ
人間よりはるかに高低差のある身体に隅々まで血液を巡らせるための循環機能
その工夫 というか自然界の動物の設計
最高血圧260mmHg 最低血圧160mmHg
心臓から2メートル上にある脳に血液を送るためには強力な心臓と、
他の哺乳類の2倍の血圧が必要であること
水を飲むために頭を下げ、気絶せずに元の姿勢に戻るためには特殊な安全弁も備えられている
偶然の産物ではなく設計者がいるだろうなと感じる細部に至る身体の作り
僕達人間は動物の一員です
動物としての身体の素晴らしさから今日は血圧について考えたいと思います
『歳を重ねると血圧が高くなってきて…』
『血圧の薬を長年飲んでいます』
『朝起き上がろうとするとふらふらする』
血圧で悩みを抱えている方も多くおられます。
血圧
すなわちそれは心臓ポンプから血液を押し出し動脈にかかる圧力のチカラ
人間の身体は小学生から動脈硬化が始まると言われています
これはなぜか??
ホースに置き換えて考えましょう。
グラウンドにホースで水を撒くとします
できるだけ遠くに水を撒こうとすると必要になる要素
1⃣ホースの強度
2⃣ホースにかかる圧力
固く強いホースでないと圧力に耐えれません。
穴が開いてしまうと水漏れ・・・
これが人間だとホース=血管 つまり破裂
そして、水の蛇口をひねり圧力を強くすること
さらにはホースの先端を押しつぶしてさらに圧力をかけると
水はきれいな放物線を描いて遠く届きます。
乳児に比べて
大人の身体が大きな身体に血液を送り届けるためにはホースと同じ原理
ある程度の厚さと硬さも必要です
年齢とともに血圧が高くなることは自然なことと言えます
血液が専門ではありませんが
身体のルールを紐解くうえで血圧を考えるときも僕はできるだけシンプルに
腰痛と血圧
肩こりと血圧
静脈瘤と血圧
立ちくらみやめまいと血圧
全て深い関係があります。
隅々まで血液を送るために必要なものは圧力。
特に、ポンプ本体(心臓)の馬力が落ちてくると余計に
ホースの圧力を高めていく
これは自然の摂理です
それを裏付けるようにさまざまな実験と報告がされています。
☑最高血圧が180mmHgを超える人が一番長生きしている
☑降圧剤で脳梗塞50%増
☑血圧測定の姿勢によっても血圧はすぐ変わる
☑基準値を10下げると新たな高血圧患者が1000万人増える
☑『血圧を下げるほど危険リスクが高まり最低血圧80以下の人の死亡率が高い』
少し血圧の歴史を紹介します
~1970年代 年齢プラス90から100
1978年 WHOが年齢にかかわらず一律 160/95の基準値を採用
1999年 WHOが年齢にかかわらず一律 140/90
前年1998年には
『血圧を下げるほど危険リスクが高まり最低血圧80以下の人の死亡率が高い』という報告
➡58か国1000人近い専門家が反対の署名運動をしたものの新基準値は覆らず
2008年 メタボ健診導入に伴い 日本で最低血圧130
2017年 基準値:130/80へ変更
医学界と製薬業者
製薬業者とWHOのチカラ関係や癒着がよくわかる有名な話ですね
さまざまな大人の事情で決められている基準値ではなく
自分の身体なので自分で健康かは決めたいですね
身長・体重・食生活・運動習慣本当に人は個々それぞれです。
年齢に応じても変化はでて当然です。
それを一律の基準値で高血圧と判断してしまう
僕はこれはかなり危険な基準値だと思います。
さまざまな文献を読んでSORAなりに出した答えは
身体の自動調節センサーにお任せする
例えば朝起きあがり活動を始めると血圧が変化していく
夜寝る時間が近づくと血圧が低下する
朝、起きて立ち上がるときにふらつきや
姿勢の変化でめまいやふらつきが起こる起立性低血圧は
自動調整センサーがうまく作動していない結果でしょう。
降圧剤を長年飲まれている方にめまいやふらつきが多く起きているのは周知の事実
心臓(ポンプ) 血管 末梢血管
さらに人間独自に備えられた優れモノ
第2の心臓 (土踏まずとふくらはぎ)
第3の心臓 (前腕部)
血流ポンプをフル稼働させることで血圧コントロールは容易にできます
少し整理してみましょう
心臓から送り出した血液は脳や下肢をはじめ隅々に送られます。
心臓から足は位置エネルギー
これは川の流れと同じく高➡低 へとスムーズに流れます。
足から心臓へは位置エネルギーは使えないので
逆止弁(ポンプ)機能を使って心臓へと押し戻します。
足(つちふまずやふくらはぎ)のポンプ機能が弱まると
足先まで血液を送ることも足先の血液を送り戻すことも不十分になるでしょう
ポンプ機能が弱る=血圧を上げざるを得ない
冷え性/むくみ/静脈瘤/静脈血栓症/下半身太り/むずむず症候群の要因の一つになり得ますね
興味深い報告は
血圧測定時に自ら腕を差し出すように動かすと血圧は大きく変動します
☑腕を自然に身体に近づけた状態で 測定してもらうこと
それだけでも数値が変わることを一部の医療従事者は知っています
血圧測定時は同じような時間帯や生活リズムの中で測ること
SORAに来られる患者さんのDr.の方に話を聞くと
血圧測定を医師の前で行うと緊張して心拍が上がり血圧も上がりやすい、と
さらに冬場は気温差でその差が大きくなりますと言われていました
健康管理のために自分の基準値を知っておくことは大事なことですが
測定結果に一喜一憂しすぎないようにすることも大事なことかもしれませんね
測定のタイミング
食前・食後
運動前・運動後
排便前・排便前 などは一定にすることを勧めています
血圧に悩みを抱えているひとはどうすればいいのか??
ポイントは3つ
1⃣歩くこと
2⃣座り時間を少なくすること
3⃣減塩をしないこと
高血圧の治療のガイドラインの中でも明記されているのは
運動 特に歩くこと
ランニングや激しいトレーニングに比べ歩くことは
心拍数の上昇や血圧変動も緩やかで心肺機能への負担も少ない状態で
血流循環を良好の状態に出来ます
座り時間を少なくすること
これは詳しくはパンデミック:座り時間
簡単にいうと第二の心臓と言われるふくらはぎが動かない
➡血流ポンプが一つの稼働状態
➡ひとつのポンプへの負担が増える(高血圧)
このトピックもかなりのボリュームになるので簡単にまとめると
身体の血圧調整システムにとって塩(Na:ナトリウム)はとても重要なもの
質のいい塩(天然塩:天日塩・岩塩)は摂取することで血圧は正常化に向かうことは医学会においても周知の事実です
血圧にとって逆効果になるもの それは砂糖です
塩と同じく質が問われますが 精製砂糖やまがい砂糖(人工甘味料・ブドウ糖果糖液糖)が悪影響を与えます
塩は 減らせ減らせと言われるのに
砂糖に関しては何も医療業界も食品業界もキャンペーンすらしない
世界的な問題ですがここ日本でも
血圧の調整システムを正常稼働させるためには塩がポイントです‼
砂糖を減らして いい塩をたくさん摂取する
僕なら家族に相談された時この答えがベストアンサーだと思っています
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