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手術⁇サッカー推薦辞退⁇15歳の挑戦

投稿日: 2023年3月6日  | カテゴリ: スポーツのケガ

15歳 サッカー選手

11月中旬からひざの痛みが出始めて

痛みが出ながら練習継続

 

今年に入り膝の痛みが出てから約3ヵ月

ロングボールを蹴ったりシュート動作

ダッシュも40-50%程度しか加速も減速もできないという状態

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整形外科的判断 

近医の整形外科でMRI検査で精査

その結果『前十字靭帯が伸びている』との診断

 

手術も検討しないといけない

半月板損傷も含めて大きな病院での精密検査での紹介で

専門医の意見を聞くことに…

 

前十字靭帯は損傷していたとしても成長期には手術はできない

半月板は開けてみないとわからないし手術しても痛みが取れるのかはわからない

 

これが専門医の出した彼への提案でした


手術を検討する必要があるとの判断も

手術をしてもいまの痛みが取れない可能性も高い…

サッカーの強豪校への進学を控えているので選手もご家族もとても心配なさっています

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SORAとしての判断

話を聞かせてもらいながら考えていたキーワードは以下の通りです

 

☑痛みがありながらも練習は継続できている

☑痛みの再現性も少ない

☑現在の主訴はひざのお皿の奥の鈍痛

☑伸展制限(ひざが伸びきらない)

 ベッドの上で足を伸ばしてもグーひとつ分以上浮いている

☑ひっかり感(Locking症状:ロッキング症状)はない

☑加速時/減速時のパフォーマンス低下

 

結論:半月板損傷/前十字靭帯損傷は痛みの原因ではない

原因:スパイクシューズのミスマッチ による

  屈曲筋(ひざを曲げる筋肉)の血流障害


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1⃣前十字靭帯

医学書ベースでは前十字靭帯損傷の場合

損傷程度にもよりますが、1か月ほどで日常生活を取り戻すとされています

➡痛みが出てからの経過がACL損傷時と合わない

 

靭帯損傷や靭帯断裂のケースで膝崩れの症状も特徴的です

➡膝崩れの症状の再現性がない

 

大腿骨と下腿骨の位置関係を留め具代わりにしているのが前十字靭帯/後十字靭帯

靭帯が伸びる という性質は考えにくく

靭帯は骨と骨をつなぐ繊維状のバンドとしてSORAでは考えています

靭帯に伸縮性はほとんどありません

 

2⃣半月板

 

もし、半月板の傷の部分(ささくれ部分:スクラッチ部分)を削ったとしても

➡痛みがとれるかはわからず

➡手術によって後遺症が出るケースも多い報告もあるので

慎重に考えないといけないです

 

手術までのリミット 20DAYS

専門医が診察から1週間後に切るか切らないか決めてくださいと選手に伝えています

 

もし、オペをした場合 リハビリに時間がかかる

また地元を離れてのリハビリは可能なのか??

また、手術で痛みがなくならないことを考えると

 

サッカーに復帰できるのか

どこまでのパフォーマンスを出せるのか?という大きな課題が残ります

 

サッカーでの進学をやめる

地元の高校への進学に切り替えることも検討しています。と…

リミットは出願期間まで…約3週間

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SORAとしてのチャレンジを経過とともにご紹介しますね

 

続編としてお送りします


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